2018年5月12日土曜日

キンバエみたいなヤドリバエ

お天気下り坂のゴールデンウイーク最終日、
ハルジオンに止まるキンバエみたいなハエがいた。
顔つきがキンバエっぽくないので採集。
触角刺毛が羽毛状でないし、腹部に剛毛が多い。

拡大してみると、後小楯板が膨らんでいる。
ヤドリバエ科の特徴である。
ヤドリバエ科に金属光沢の種類がいるとは知らなかった。
ちょっと調べると日本産には少なくとも3種類はいるようだ。

クチナガルリハリバエ Chrysosomopsis auratus
ルリアシナガハリバエ Janthinomyia elegans (日本昆虫目録には和名なし)
ルリハリバエ Gymnochaeta viridis

このうちルリハリバエは「昆虫III(学研,1983)」によると、肩剛毛が三角形に配列する、とあるが画像の種はなんだか5本ほど生えているので除外。
あとハナアブの世界にある「みんなで作る双翅目図鑑 画像一括閲覧ページ」を見ると
クチナガルリハリバエに似ている。
学名で検索すると、色合いが黄緑から藍色のグラデーションなところとか、
後頭部に黄色の長毛が密生するところなどもクチナガルリハリバエに一致する。
なのでクチナガルリハリバエとしておきます。

背面
クチナガルリハリバエ Chrysosomopsis auratus

クチナガルリハリバエ Chrysosomopsis auratus
♂だったので交尾器付近の画像を貼っておく。
腹端部側面
腹端部斜め下から

同定間違ってたら教えてね。

ではまた

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