2017年11月11日土曜日

触角先端はしゃもじ状・・・キアシナガバチ

今年は10月が雨や台風でろくな散歩が出来てないので
急に初冬が来たような感覚の今日この頃。。

11月の最初の休みに見た虫。
キアシナガバチ Polestes rothneyi
もう飛ぶこともできずに地面を歩いてた。
♀(新女王)は越冬するが、♂は交尾してもしなくても間も無くあの世行き。

確保して撮影して見た。
背面
キアシナガバチ Polestes rothneyi 

腹面
キアシナガバチ Polestes rothneyi 

側面
キアシナガバチ Polestes rothneyi 
腹端の交尾器は引き出してある。

セグロアシナガバチと比べると鮮やかな黄色なので区別しやすいが
沖縄など南方に行くと褐色味が強くなって区別し難いらしい。

キアシナガバチ♂触角の先端
向きを変えると、、、
しゃもじ状に拡がっている。

(「南西諸島産有剣ハチ・アリ類検索図説」では団扇(うちわ)状に拡がるとあった。)
セグロアシナガバチの♂触角先端は普通に細いので区別できる。
この区別点は♂のみなので♀については図鑑を参照のこと。

ところでセグロアシナガバチの学名は古い図鑑では Polistes jadwigae とあるが
現在では Polistes jokahamae である。( jok[o]hamae でないことに注意)

おまけ
♂の触角は変な形なものが多く、9月に採った
オオフタオビドロバチ Anterhynchium flavomarginatum の♂は
鉤状に曲がっていた。
交尾の際♀の翅に引っ掛けて、保定に使ってそうな感じ。

だれか観察してないかな?


ではまた

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