2017年4月1日土曜日

キバラヒメアオシャクの越冬幼虫

3月最後の日曜日、
1年ぶりのヘリグロホソハマキモドキを見てホクホクしながら散歩する。

クリに小枝が止まっているのを発見。
キバラヒメアオシャク Hemithea aestivaria
体長は15mmほど。
本種は幼虫で越冬する尺取り虫である。
頭頂は左右角状に突出する。前胸にも1対の突起がある。
体表は大小の顆粒で覆われる。
体色は緑色から褐色まで色彩変異が大きい。

側面
キバラヒメアオシャク Hemithea aestivaria  幼虫

背面
キバラヒメアオシャク Hemithea aestivaria 幼虫

体表の顆粒が判るくらいに拡大。
アオシャク亜科はだいたい頭頂が突出して体表がざらついている。
キバラヒメアオシャク Hemithea aestivaria 幼虫


成虫はこんなの。2010年に飼育羽化した個体。
キバラヒメアオシャク Hemithea aestivaria
縁毛は黄白色で翅脈の先端部のみ紫~赤褐色となるが特徴。
幼虫は樹上で越冬し、多食性(食樹記録14科35種)。

ではまた

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