2017年3月18日土曜日

皮を齧って春を待つ

3月5日にコナラの枝に上っていたシャクトリムシ。(当日つぶやいたヤツ)
幼虫で冬越しする種類が暖かくなってきたので活動を再開したよう。

でもコナラの芽はまだ硬く締まったままである。
一応採集して柔らかそうな小枝と一緒にフィルムケースに入れておいた。

今日の状態↓

ちょっとふっくりしてきた。
17mm。
背中にちっちゃな突起が出てきたので、たぶんオオバナミガタエダシャクだと思われる。
フィルムケースの底には糞。
葉っぱもないのに何を食べているのかと言うと、
皮を齧って少しずつ成長しているよう。
これから芽が膨らんできたら、そちらを食べて急速に成長する。
ニホンザルやニホンジカでも真冬は木の皮を齧って飢えを凌いでいるけども、
虫でも似たようなことをしているというお話。

野外でも枝先を見て回っていると、こんな風に齧られた枝をたまに見ることがある。
その近くにはシャクトリムシがじっと春を待っているのかも?

ではまた

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