2016年8月27日土曜日

スジツヤチビハネカクシの1種

今週は貼るだけ。
7月最後の日曜日に採ってきた腐葉土にいた虫。
スジツヤチビハネカクシの1種 Edaphus sp.
体長1㎜チョイ

大顎拡げてみた。

カッコいい???

ではまた

2016年8月18日木曜日

シダコバエ科 Teratomyzidae の1種

山の日にシダとかを叩いていたら落ちてきたハエ。

シダコバエの1種 Teratomyza sp. 背面

細長い割に短足であまり飛ばない。
ハエにしてはゆっくり歩く。

シダコバエの1種 Teratomyza sp. 側面

シャーレに入れて実体顕微鏡で見ていると、頭部をキョトキョトと周囲を確認するかのように傾けながら歩いており矢鱈とカワイイ。

以下死体
シダコバエの1種 Teratomyza sp. 側面
触角刺毛は白い

シダコバエの1種 Teratomyza sp. 側面
体長は3mm弱。頭部はほんのり藍色光沢。

シダコバエの1種 Teratomyza sp. 前翅

シダコバエの1種 Teratomyza sp. 頭部


「新訂 原色昆虫大図鑑 第III巻(北隆館、2008)」にある、双翅目の検索表からシダコバエ科に到る特徴を下記に一部抜粋すると、

***************************************
口吻は通常
単眼を持つ
触角刺毛はよく発達する
翅のSc脈は不完全、先端に向かって不明瞭になるか、先がR1脈に融合するか、
R1脈との間が一様に骨化するために両脈の境界が判然としない
内傾する額眼縁剛毛を欠く
cua室が部分的にでも閉ざされるか、CuA脈が顕著
第2基室は通常は中室から区分される
翅のM3+4脈はたとえ弱くなっても中室から翅縁に向かってかなり伸長する
鬚剛毛がある
脛節背面の亜末端剛毛はあるか欠く
後単眼剛毛の状態は多様
全脛節は背面に亜末端剛毛を欠く
後単眼剛毛は収斂的か平行、または不明瞭
上前側板はほとんど剛毛を欠く
Cu融合脈は明瞭
翅の臀域や更にしばしば小翅片が退化する
第1基室と中室の末端はほぼ同じレベルで、翅の基部1/3内に位置する
Cu融合脈は長く、M3+4脈にほぼ平行に走り、中室端のレベルを超える
前縁脈はR1脈先端かそのやや先で終わり、M1脈端に達しない
前縁脈末端に1本の長い縁毛を生じる
額眼縁剛毛は1本
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とこんな感じで特徴が合うようだ。

あと、みんなで作る双翅目図鑑   画像一括閲覧ページ にあるヤマトシダコバエと見た目が一緒であるようだ。

ではまた


2016年8月12日金曜日

ミジンムシダマシ科の幼虫

先日持ち帰った腐葉土から出てきたへんてこ虫。

水棲昆虫のヒラタドロムシの幼虫に雰囲気が似ているがこちらは土壌性。
保育社の原色日本甲虫図鑑の1巻の幼虫のイラストでパラパラ絵合わせ。。。


クロミジンムシダマシ Aphanocephalus hemisphericus と思う。

図鑑を見ると、ミジンムシダマシ科Discolomidae は日本からは1属8種が記録されているが整理する必要がある、とあるが図鑑には3種しか載っていない。

で、近所で見られるミジンムシダマシ科の成虫はコチラ。(以前採集したもの)

クロミジンムシダマシ Aphanocephalus hemisphericus 

体長は2.5㎜チョイ。図鑑の3種のうちではクロミジンムシダマシになる。


周囲の毛は短い棍棒状。

あと今回の腐葉土にも同種と思われる成虫がいたので2ショット。




この体形では逆さになったらカメみたいに起き上がれないのでは?
と思ってガラス面においてみた。(gifアニメ↓)


案の定うにうねと、いつまでもあがいているので腐葉土に戻しておいた。

ではまた。

2016年8月5日金曜日

ブログ引っ越してみました。

zaqのブログサービスが来年の1月で終了するということで
GoogleのBloggerに引っ越してみることにした。


日曜日に採ってきた腐葉土にいた虫。
ヒメクビナガカメムシ Hoplitocoris lewisi

カメムシの中では原始的な種類だそうで、普通半分は革質の前翅が(半翅目の由来)
全体膜質になっている。


前脚は捕獲脚になっており、他の小昆虫を捕食するそうだ。

とりあえず、こんな感じでだらだら更新すると思います。

ではまた。